2014年2月16日日曜日

雪です

東北の仙台でも、基本そんなに雪は降らないんですが

降りましたなぁ…20cmはあります

30歳まで福島の浜通りに住んでいた私にとって、冬は雪はあまり降らないというイメージ。どちらかというと乾燥した風が強いイメージなのですが、それは仙台平野部も大して変わらない。

にしても降りました。
関東では大混乱を来しているようですね。

こんな日は基本「家から一歩も出ない」のが正解です。
といっても、平日だと出社しなきゃいけない方がほとんどだとは思いますけど。

音楽制作を仕事にしていると、家に引きこもっていることが多いのですが
さすがにこういう時はよかったと思いますね。

雪、を題材にした曲を作ることは結構多いです。
特に、RPG系だと、ダンジョンの一つとして雪山は欠かせませんね。


2014年2月12日水曜日

怖い話は…

怖い話はあまりありませんが、不思議な話ならかなりあります。
時々、ネットで「怖い話」のたぐいを読んでは「こわあああ」っていいながら楽しんでおりますが、世の中不思議な事ってのはあるものですよ。

私が小学4年生の時に亡くなった一番上の叔父がいます。
うちの父は数多い兄弟の中でも末っ子で、末っ子が実家を継ぎました。当時生きている中では一番上の叔父だったんですが、遠い事もあいまって、年に一度来るか来ないかな感じ。
その叔父が何のきっかけも無く、突然実家にふらっとやってきた。何の連絡も無く。私の両親も驚いてました。母親がちょうど手術を控えていて(病気ではない)、ばたばたとしていた時期に本当にふらっとやってきた。
実家に来た理由は…「無い」。来たかったから来た、という話でしたが、当時電車で実家までくるのに電車代も時間もかなりかかります(ほぼ一日がかり)
にも関わらず近所に出かけてくる、みたいなノリでやってきた。

それから三日間、親父は仕事には行ったけどちょうど休みもとれたりして、叔父はただなんとなく実家でくつろいで畑を耕すのを手伝ったり、海を見に行ったり、という感じ。特に目的はない感じ。子供だった私は優しい叔父がいるのが嬉しくて、いろいろ遊んでもらった。

その二週間後に、叔父は亡くなりました。心不全でした。

何のきっかけもなく、ただ実家で弟(つまり私の父)と酒を飲んで喋って、笑って、思い出話をして……、そんな三日間であったため、叔父が帰った日に、父は「もう会えないかも」と感じたそうです。私も何故かそう思いました。
なんだか、もう片足をあっちの世界に入れてしまっているような、そんなふわふわした感があったのです。それは、父、母、姉も感じていました。

これを書いててい思い出しましたが、当時飼っていた猫がとても懐いていた。すごく馬鹿みたいにいろいろ話しかけていた。うちの猫は当時24歳。その猫もその年のうちに死にました。

虫の知らせ、というのがあります。私はそれを信じています。叔父にもそういう何かがあったのかも。自分が死ぬと感じていたのかもしれない、と思います。

叔父が死んだ知らせが届く日、私と父は胸騒ぎがして一緒に寝ていました。しかも、普段決して寝ない場所である仏壇の部屋に。
二階に住む姉は、早朝に階段を登ってくる音を聞いたといいます。「寝てるのか? 元気でな」と父に言われた(父と叔父の声はきわめて似ている)と言っています。

そういう事も…、あるんです。

2014年2月8日土曜日

万感の想いを乗せて

数年に一度、発作のように見たくてたまらなくなる映画って、ありますね。

さよなら銀河鉄道999

えー、wikiによれば、1981年公開の映画だというのだから、私が4歳の時という事になりますね。当然、リアルに見ているわけもない年齢ですが、幼い頃に亡くした叔父の影響で、松本零士作品にはやたらと詳しい私です。

若い頃には「メーテル良いよメーテル」という視点で見ていましたが、歳をとったのか、視点が変わったのか、鉄郎の事を優しく見守るハーロックとかファウストとか、そういう視点になってました。

鉄郎に関しては、容姿は良く無い。鼻ぺちゃでチビ、短足でガニマタ、という松本零士の男キャラ特有のスタイル。なのにメーテルという宇宙で最も美しい女性に愛され続けるというお話です。(エメラルダスがトチローを愛し続けるのと全く同じパターン)

999の世界を語るのにメーテルの存在は欠かせませんが、とにかくやたらと強いはず。
戦うシーンなどはタマーにしかありませんが、初期作品ではメーテルが鉄郎を助ける、というパターンで固定されていました。

が、銀河鉄道999の集大成とも言える「さよなら銀河鉄郎999」では、鉄郎がメーテルの手を引っ張って走る、という構図がほとんどであり、良心の呵責に苦しむメーテルの手をグイグイと引っぱり、さも当然のように列車に押し込むシーンは、いつの間にか少年が大人になっていたことを示唆しているようで、「強くなったな、鉄郎」のファウストの言葉にもこの映画で最も伝えたい事が伺えます。

音楽が良いんです。以前サントラを持っていたはずですが、ライブラリに無いところを見ると…、実家に置いておいたんでしょう。(実家は津波で消失)

音楽は東海林修さん。「再会 〜LOVE THEME〜」がすごく好き。ピアノは羽田健太郎さん。

かなり音楽の影響は受けています。
スーパーマンやスターウォーズの影響をかなり受けていますが、なんというか、それが良かったりします。

2014年2月2日日曜日

ハープシコードを見てきました

宮城県名取市文化会館にて

中野振一郎の世界~宮廷の華 チェンバロ~

見てきました。

DTMをやってると、ハープシコードという名前の方がなじみが良いのかもしれませんね。
チェンバロの音、というとなんとなくわかりますが、本物の音は聞いたことが無く、ぜひこれを機会に聞いておこうと行ってきました。

眠気との戦いでした!

楽器の構造なども詳しく紹介してくれ、さらには間近で楽器を見ることができました。
驚いたのは、グランドピアノと同じような大きさでありながら、わずか60kgしかないとのこと。
ピアノとは大きく異なります。

チェンバロが音楽の世界で、楽器としての進化が途絶えた原因はフランス革命であり、その後原型をとどめている…、というよりも、進化していない理由がなんとなくわかりました。
音が小さい。その構造上、音を大きくすることができないわけです。
小ホールでの演奏が限界。マイクを近づけてしまうと、ひっかく音の方を大きく拾ってしまうため、なかなか難しい、ということ。

Vienna Symphonic Library のHarpsichordを持っていますが、本物の構造がよくわかっていなかったため、使いこなせていなかった…

以前作った「紅嬢の古典主義」では、このHarpsichordを使っていますが、本物の構造と音を知った今は、あぁ、使いこなせていなかったな、と思います。
それに、元々、オーケストラと一緒にHarpsichordを共演させるのは、音量の問題で難しいんですね。
DTMはリアリティを追求することが必ずしも正解では無いのですが、知っていてやるのと、知らなかったのでは全く違いますから…、良い勉強になりました。

紅嬢の古典主義