2015年10月24日土曜日

エンジョイ M3

M3-36 新譜です。


サウンド自体はチップチューンな感じではなくて、「ゲームサウンド」です。
往年の横スクロールシューティング的なサウンドで
そうとしか言えません(汗


J-16aにいますので、よろしくお願いします。

SDカード版も作りました。

48kHz 24bit WAVファイル形式の「マスターデータ」が収録されています。

価格はカード代が高くて…、1,500円となりますが、興味のある方はどうぞよろしく。

その他、東方アレンジ系旧作、オリジナル系など「全種」持っていきます。
特にチップチューン系を中心に充実させています。そろえたい方は是非ご利用ください。

それでは、M3をエンジョイしましょう!



2015年10月9日金曜日

ゲームサウンド

人間の音楽に対する意識は、25歳くらいまでで完結してしまう…、と思っている。
団塊の世代、そしてその子供たち(つまり現40歳あたり)の、25歳くらいまでの音楽シーンって、両極端だったと思う。
バンドブーム時代全盛期から小室ファミリーまでの、JPOP黄金時代をリアルに生きた世代。
いわゆる「リアル充実側」は、そっちの音楽に夢中になって、追いかけて、今でもそれが時々耳に入ってきて、この時代の音楽は良いなーと言う。
それは、「リアル不充実側」も同じ。
ええ、今でこそアレですけど、当時はそりゃーもう、モテましたよ。同性に(爆
男子校なんで、そんなきゃっきゃうふふした青春時代とはまるで無縁でしたが、漫画やゲームに関しては黄金時代でした。
良い時代だった、という考え方もあるでしょう。とにかく毎週のようにゲームの新作が出て、みんなでこぞってやってました。
そんな時期に、最も聞いていた音楽といえば、やはりゲーム音楽なんです。
時は流れ、現代。
音楽でもリバイバル現象は顕著に表れます。あの頃20代だった世代が40代になり、お金も社会的地位もそこそこあるようになって、娯楽として音楽を捉えた時、それを望む声が大きくなるのは必然でありましょう。そしてそれに応える、というのも業界の流れでありましょう。
ところが、それなのに「滅びゆく一方のサウンド」というのがあります。当時のゲームサウンドです。
まず、ゲーム音楽というのは常に「使う音楽」でした。なので、使われなくなったら消えてゆく運命にあります。この場合「消費される」と「使用される」は異なります。ゲームメーカー側が望まない限り、あのサウンドは「必要とされない」のです。
ところが聞いていた側はその感覚ではありません。今でもそのサウンドを聞くと大いに盛り上がります。
少数派故の、一致団結を見せます。
残念ながら、このサウンドは「ゲームのBGM」という方向性では、新しいものが生み出されることはもうありません。今のゲームのBGMはたとえ打ち込みでも、素人耳には生演奏にしか聞こえないほどの表現力があります。私もオケ系の同人CDを出している身ですのでよくわかります。
ゲーム音楽は当然、ゲームとセットです。ゲームが作られない限り生み出されません。
しかし私はそうじゃないと思っています。ゲームサウンドは、単体の音楽のジャンルとしてアリだと信じております。
そう信じて、今日もゲームサウンドアルバムを作ります。