2017年1月18日水曜日

【DTM教室日誌】 絶対音と移動ド

音楽教室に務めていると、定期的に生徒との話題になるのが

絶対音感の話

絶対音感(ぜったいおんかん、英語:perfect pitch)は、ある音(純音および楽音)を単独に聴いたときに、その音の高さ(音高)を記憶に基づいて絶対的に認識する能力である。 狭義には、音高感と音名との対応付けが強く、ある楽音を聞いたときに即座に音名・階名表記を使用して表現できる能力である。
(ググった結果でた文言)

DTMで作曲をするに当たって、この能力が邪魔になることがあります。

あ、私は絶対音感はありません。相対音感はあります。

相対音感(そうたいおんかん、英語: relative pitch)は、基準となる音(純音および楽音)との相対的な音程によって音の高さを識別する能力である。 音楽を美しいと感じるには、相対音感が必要であるから、ほとんどすべての人が本質的に持っている能力と言える。
(ググった結果でた文言)

私的には、「メロディーを認識する程度の能力」と呼んでおります。
この能力、メロディーを認識するにはめっぽう強いのですが、事に至って和音を単音で認識するにはあまり役に立たない能力です。
作曲をするにあたり、「どちらか」しか持っていない、というバランスでは難しいでしょう。
私の場合、相対音感能力を8割、絶対音感能力を2割程度使って作っているイメージです。

私は「キーシフト」という機能をよく使います。
鍵盤の「C」を弾いているのに、「F」の音が出る、と、絶対音感の持ち主は気持ちが悪いそうです。
とてもとても弾けない、と言います。

私はその感覚がわかりませぬ(本気で)

幼い頃からピアノをやってきましたが
「なーんでこんなに難しい調なんだろうなー。全部ハ長調だったらいいのに」
と本気で思っていました。

モーツァルト先生はそこんところが心得ていて、とっても好きでしたねー。

ただひたすら、ハ長調ばかり弾き続け、作曲も全部ハ長調基準。
まー、あらかじめキーシフトして曲作り始めればいいだけじゃん。
そんな、あまりにもいい加減な作曲方法ですが、何とかなってます。

元々、「移調楽器」であるトランペットを吹いていたし、ホルンもやっていたおかげで、
「C」と記譜されているけど、実際にはFの音、なんてのは日常茶飯事でしたから、まるで抵抗感がありません。
指は、完全にハ長調に適応しているので、逆に言えば、キーシフト機能さえあれば、あらゆることが出来ます。
もちろん、生ピアノは…弾けません。弾けてもハ長調だけです。

以前はこのことにとても悩んでいた時期もありましたが、今は、まー、仕方ないよねこうなったんだから、と開き直っております。

打ち込む際も、ハ長調基準で、トラックをキーシフトして作っているので、
その分、「悩む時間・試行錯誤する時間」がゼロです。わかってるんで。
だから、さっくさく作ります。

DTM世代には、こんなやり方もあるのです。





2016年12月17日土曜日

【DTM教室日誌】 初音ミク男

教室に通い始めて一年になる「初音ミク男」さんがいます。
年齢は……さておき、とにかく初音ミクが大好き。
どのくらい好きかというと、マジカルミライは当たり前
毎年必ず雪ミクを見に行き、フィギアをたくさん持っていて
パソコンのデスクトップには大きな「39」の文字。

DTMの教室にはこういった生徒が多いと勘違いされがちですが
実は唯一の初音ミクマニアです。

とにかく初音ミクが大好きです。歌も大好き。
この度大金叩いて初音ミクV4を購入。

「センセー、ミクをニンゲンらしく歌わせる技術を教えてください!」

DTM先生冥利に尽きる

本当に楽しそう。

その想い、届くといいね。

2017年の春のM3に、初めてのCDを出す予定だそうです。
頑張ろうね。

2016年12月11日日曜日

【DTM教室日誌】 ブラックフライデー

DTMerたちがざわめき立つ一週間。

ブラックフライデー

難しい事はさておき、ようするに「洋物音源決算セール」の一週間です。

教室でもそんな話題が飛び交います。

生徒「今年のBDはセンセー何か買うんすか?」
先生「うーん、今年はねー、あんまり…、めぼしいものがないねー(為替的な意味で)」
生徒「そうなんですか?」
先生「そうねー。
    ユーロはブリグジット後にすぐに回復しちゃったしさー、
    トランプさんに期待してたのに、逆に安くなっちゃうし…」
生徒「はぁ…つまりは、あまり安くならない、ってことですね」
先生「それ以前に、あまり欲しいと思える音源が…ないかなー」」

そんなことはありません。
そんなことはありません。
欲しい音源はたくさんあります。ありますとも。

IMPACT SOUND WORKSの「SUPER AUDIO CART」とか
SpitfireのCHAMBER STRINGSとか

でもですねー…「安い」という理由で買った音源って
使いこなす前に、使わなくなってしまう、という傾向があったんですよ。
なので、新しい音源を封印しているわけです。

先生「新しい音源を買うのもいいんだけどね、今ある音源の【熟練度】も大事よ?」
生徒「そ、そうですよね」
先生「そおよお、今持ってる音源、使いこなせてると言えるのー?」
生徒「そ、そうですよね」

あぁ、正論を語る者は嫌われる。
しかし私は先生。それを言う立場にあるのです。

しかし、次の生徒。

生徒「センセー、かっちゃいましたーー!!」
先生「げー」

私の持っているドラム音源。なんと75%引き!!

…古い音源とはいえ、私が買った時は〇万円もしたのにー!!!

先生「んでー? その音源で、どんな素晴らしい音楽を作るのかなー?」



悔しいので…精一杯の…いやがらせをするのです。





2016年12月9日金曜日

【DTM教室日誌】 シニアに人気

【音楽教室の片隅で細々とやっているDTMレッスンでの一幕】

DTMレッスンに通う人の多くは、作曲をしています。
作風は様々ですが、主に「歌モノ」を作っています。

DTMは、「形にする技術」です。
音楽はメロディーだけあっても「形になった」とは言えません。
なので、メロディーが作れ、コードを理解するようになると、専ら「伴奏の勉強」をすることになります。これが実に地味で面倒な作業ですが、出来上がった時の達成感は他に代え難いものがあります。

ところが、歌モノを作っている生徒の多くが、歌モノを作っているのに自分の声で録音をしたくないと言います。
誰かが歌ってくれればいいのに、というのが本音のようです。

自分で歌えばいいのに…、とは言いますが、じゃ、センセーは自分の作った曲を歌いたいか?と言われて、「絶対嫌だ」と答えます。はい、その通りです。絶対嫌ですね。

歌いたい人、と曲を書く人、は別。
時々、どっちも、という人もいますけど、今までの経験上大多数は「歌ってくれる人がいないから自分が歌うしかない」という事を言いますね。


生徒(女性)「センセー、アレ、あれなんだっけ、青みどり色の、あの、アイドルみたいな子」

先生「…?」

生徒「皇后さまが好きだっていう…」

先生「みちこ皇后が…? (くまもんじゃなさそうだ)」

生徒「冨田勲さんがね、オーケストラをバックに…」

先生「あーーー…初音ミクのことですか」


冨田勲さんの「イーハトーヴ交響曲」

NHKでこれを見たらしく「歌ってくれる子」として、認識していたようです。

実は息子さん(私と同世代)が、IT系の仕事をしているらしく、別にオタクなわけでは無いらしいのですがそれでも初音ミクの話はよくするらしいので知っていたそう。(名前が出てこないのはアレ)

自分が作った歌を歌ってくれるソフト、ということで、欲しいけど、いっぱい種類があって、何がいいだろうか?という相談。

作っている曲に対して…、初音ミクはちょーっと可愛い過ぎるかな…

twitterのフォロワーに、ぶんなげてみる。

「生徒にお勧めのボカロたのむ」


…で、東北ずん子界隈で友人になったさといもPさんより
【LilyV3】月影DanceNight

り、りりーっすか…ちょーっとこれだと彼女の世代だと「山口百恵さん」になってしまうんで…

「ゆかりいいですよゆかり」

という反応が多かった(性的な意味で)

というわけで、ゆかりを紹介したところ、気に入ったとのことでゆかりを購入。

ボーカロイドのレッスンですね。

これで60代の生徒3人がボーカロイドPになりました。


2016年8月21日日曜日

DTM道場



日時:2016年8月27日(土)
    13:00-17:00
場所:サンリツ一番町音楽センター
    (仙台三越隣・小田急ビル8F)



何をやるイベントか、というと、
そんなに広くない部屋(小会議室)で、みんなでノートPCで機材持ち込みでDTMをもくもくとやりましょうというものです。

DTMの講師が常駐しています。なので、トラブルも安心。音楽の先生でもあるので、疑問質問し放題です。(ただし、別室を使う可能性もあります)

もちろん、電源あり。クーラーが効いています。
ネットワークはありません。wifiが届きません。
スマホも、任意でお預かりします。SNSに気を取られずに作業が出来ます。

ずっといなければいけないわけでもありません。参加費は時間にかかわらずいただきますが、途中で退場も可能です。

貸し出し機材なども多少ありますが、他の方の機材を見て、いろいろ参考になることもあると思います。

ヘッドフォンでの作業が中心となります。ご持参ください。音だしは基本禁止です。

普段一人で部屋にこもってやっているDTM。それを、見知らぬ同胞たちと共に、空間を共有しつつ、親睦を深め合う場です。
道場と名はついていますが、別に殴り合ったりするわけではありません。和やかな場です。
とはいえ、音楽ではガチの殴り合いです。

仙台近郊のみならず、遠方者大歓迎です。
是非、ご利用ください。

お問い合わせ
サンリツ一番町音楽センター
022-263-1820 「DTM道場受付」まで


2016年6月24日金曜日

後期型残響効果症

後期型残響効果症にかかりました。
DTMやってる人は誰しもが通る道である前期型と比べると、
その症状は単純ではありません。
前期型の症状は単純で、主に「リバーブのかけ過ぎ」程度です。
これは、「適度なかけ方を覚えるまで」の症状ですから、時間の経過と共に症状は無くなります。
生徒の何人かは、現在この「前期型残響効果症」で、特に特殊なタイプの「外付け型症候群」と「レトロ機材症候群」を併発している生徒もいて、大変厄介です。君だよ、君。
後期型は、さらに厄介です。
オーケストラ音源のほとんどは、ホールで録音し、大まかに分けて三つのマイクポイントがあります。
オンマイク・オフマイク、あとは釣りマイクですな(いろいろありますが)
わたしゃどうにも、この「勝手に楽器との距離感を決められている音源」が苦手です。
音楽をやりはじめて、最初からMIDI音源に触れていたせいか、常に「残響ゼロ」の状態の音ばかりを聞いていたので、前に使っていたオケ音源で大変苦労しました。「近い音が出ねえ」と憤慨した日々でした。
現在オケ音源にもいろいろありますが、完全にマットな状態でのオケ音源はやはりVienna Symphonic Libraryが頂点です。
もちろん、その弊害もあります。フルオーケストラをやると、まー、まず空間処理が決まらない。
そりゃそうです。
オーケストラが入るような大きな空間で、その空間の残響を完全にシャットアウトするなんてことは物理的に不可能ですし、そもそもそんなことが必要とされることもありませんから
「残響ゼロのフルオーケストラにどうやって残響を付けていくか」
なんて事を真剣に考えている人なんて、いないわけです。
Vienna Symphonic Libraryには、この問題を解決する空間エフェクト系ソフトウェアがありまして、235€で買えますが…
買いません。(買えよ)
いろいろ気になりだします。
残響部の密度とか、距離感とか、時間とか…ブギャー
お金が解決する、なんて結論には至らないぞっっ