2012年9月28日金曜日

INTEGRA-7

CarrotWine.の音楽制作システムに新たな機材が仲間入り。


私としては多分「初めて」の、Roland音源モジュール。
「INTEGRA-7」です。(写真、一番下のやつ)

9月22日に発売されたRolandの久々のハード音源モジュールです。
今までのRolandの歴史が全部詰まってると言ってよい音源でしょう!

昨今、音楽の制作はすでにソフトウェア主体になって久しく
今更なんでまたハード音源モジュールなんぞ出すのか、と思います?
いやいやいや…、ここまでころころとOSの仕様が変わったり、PCの買い替えが、とか
システムをまるっと換えるような事が頻繁に起ると
「…10年スパンで使える音源が欲しい…」と思っていたのですよ。

未だにRoland SC-8850が健在で現役で使っているのですが
この使いやすさったら無いですよ。
ソフトシンセもハードシンセも、メリットデメリットありますが
それらを考慮した上で「ハードの良さってあるよね」と思って購入しました。
10年使う。10年使うぞー。

まだほとんどの音を見ていません。
音楽の仕事を一応している私ですが、実は音源モジュールはほとんど持っていません。
…ほら、「音楽制作現場!」とかいう写真にはさ、ラックがあって、その中にいっぱい
収められてるでしょ?
主に、XVとかJVとか、トライトンとか、みんないろいろ持ってるじゃない?
私はYAMAHAのシンセ「MOTIF ES」とかXSとか持ってますが、
ラックに収めるようなものは何も持ってない。
今回、2Uサイズのモジュールが来て「で、でけええ」って思ったです。

スーパーナチュラルなる、いわゆる「良い音」がたくさん入ってるみたいで、期待大ですが、やっぱり「生音に近い」という点ではソフトシンセには敵わんのじゃなかろうか?
でも、ハードシンセの特徴である「ぱっと動く」というのは、制作の現場では何よりも大事。
しかも、誤作動でパソコンがフリーズすることもまず無いし、音源がフリーズしたら音源だけ再起動すればいいしね。

ただ、この音源モジュールは、大分専門知識を必要とするみたい。
なんだか懐かしいのは、バンクセレクトMSBとかLSBとかいう名前とか
コントロールチェンジ、とかいう言葉を見るともはや「懐かしい」と感じる点。
この当たりの知識とか技術とかってのは・・・、もしかするとそのうちロスとテクノロジー化するんじゃなかろうか?
生音を録音して手軽に音楽作りが楽しめる時代になったからこそ、PCMシンセサイザーの世界をもう少し見直さなきゃいかんなー、と思います。

そもそも、このINTEGRA-7の内容を把握すれば、この値段でこれが手に入ることがもはや
脅威でしかない…。
そんなぁ…、昔、コレ30万もして揃えたんだぜー? って人もいるしね。

最近、シンセっぽい曲とかって作ってなかったなぁ、とか思いました。
ちょっと作ろうかな…