2016年6月24日金曜日

後期型残響効果症

後期型残響効果症にかかりました。
DTMやってる人は誰しもが通る道である前期型と比べると、
その症状は単純ではありません。
前期型の症状は単純で、主に「リバーブのかけ過ぎ」程度です。
これは、「適度なかけ方を覚えるまで」の症状ですから、時間の経過と共に症状は無くなります。
生徒の何人かは、現在この「前期型残響効果症」で、特に特殊なタイプの「外付け型症候群」と「レトロ機材症候群」を併発している生徒もいて、大変厄介です。君だよ、君。
後期型は、さらに厄介です。
オーケストラ音源のほとんどは、ホールで録音し、大まかに分けて三つのマイクポイントがあります。
オンマイク・オフマイク、あとは釣りマイクですな(いろいろありますが)
わたしゃどうにも、この「勝手に楽器との距離感を決められている音源」が苦手です。
音楽をやりはじめて、最初からMIDI音源に触れていたせいか、常に「残響ゼロ」の状態の音ばかりを聞いていたので、前に使っていたオケ音源で大変苦労しました。「近い音が出ねえ」と憤慨した日々でした。
現在オケ音源にもいろいろありますが、完全にマットな状態でのオケ音源はやはりVienna Symphonic Libraryが頂点です。
もちろん、その弊害もあります。フルオーケストラをやると、まー、まず空間処理が決まらない。
そりゃそうです。
オーケストラが入るような大きな空間で、その空間の残響を完全にシャットアウトするなんてことは物理的に不可能ですし、そもそもそんなことが必要とされることもありませんから
「残響ゼロのフルオーケストラにどうやって残響を付けていくか」
なんて事を真剣に考えている人なんて、いないわけです。
Vienna Symphonic Libraryには、この問題を解決する空間エフェクト系ソフトウェアがありまして、235€で買えますが…
買いません。(買えよ)
いろいろ気になりだします。
残響部の密度とか、距離感とか、時間とか…ブギャー
お金が解決する、なんて結論には至らないぞっっ

2016年6月13日月曜日

モバイルバッテリー奮闘記 (その3)

接続テストには成功したものの、ノートPCの充電ランプが3秒で消灯するという事態に直面したオレは、実はこうなることは予想済だった。
電流。
そうだ、電流と電圧。電気にはこの二つの特性がある。
モバイルバッテリー、BTL-RDC6Nには、12、16、19という切り替えスイッチがある。
アダプターを見てみると、10.5v - 3.8Aと書いてある。
…電子工作などしたことが無い私が、単純に計算すると、
ようするに、40W必要、ということなのか?(正確ではない)
バッテリーの裏を見てみると12V 4A(最大)と書いてある。
十分足りてるじゃないかっ
だめだ、これじゃ何も参考にできない…
結局、全てのスイッチで試してみる。
16vでもダメ。
最後の望み…19V…
ん? お? PCの充電ライトが…消えない!!
充電が開始されている!!
まーべらす!!
勝利。完全なる勝利。
そして、現在テストとして、充電をしながらこれを書いているのである。
この大容量バッテリーと「DC-DC 直流電圧 コンバータ 降圧型」を組み合わせれば、アダプター接続のほぼ全ての機器を、電源抜きで稼働できるという、特性を持っている。
ちなみに、うちのBOSEのスピーカ-M2は、17v仕様だったけど、難なく稼働。コンセント無しでスピーカーから音が出せるぞ。充電式スピーカーだ!!
もちろん、ノートPCのみならず、iPad、スマホなどの充電も余裕で可能。USB端子もついているので、「同時」も可能。
電源が無いと動かせない、と思っていた機材を出先で動かせるというモバイルバッテリー。いろいろ楽しめそうです。(特にイベントで)

モバイルバッテリー奮闘記 (その2)

BTL-RDC6Nは、12v 16v 19vの切り替えがります。
VAIO Pro13のアダプターの表示を見ると…「10.5V」
え?
じゅ、12vでも大丈夫だろ、とか表ったのがどうやら甘かった。
接続して、ものの見事に反応無し。
(これあとで調べたんですが、下手するとぶっ壊れてしまっていたかもしれないらしいです。怖い)
ははーん、ようするに、「使えない」ってことですかね」
2万もしたのにゴミですか?
冗談ではありません。
というわけで調べまくりました。
ネットで、同じようなことをやっている方がいらっしゃり、それを参考にしてみることにしました。
なるほど。電圧を下げる…、そういうのもあるのか…。
まずこれを購入。
電子工作とか、やったことない私にはドキドキする買い物です。
基盤とか見ると、なんかこう、オラワクワクシテキタゾ。
そして…、友人に勧められたSANWAのテスターも購入。
いやー、テスターとか買い始めると、もうなんというか、いろいろ調べてみたいものが沢山出てくるんですが、とりあえずおいといて、繋いでみます。
はんだ付けは必要ないため、普通にマイナスドライバーだけで作業が進みます。
ん? 電流が流れてこない…?
はあん? なんだ? どうなってんだ?
と小一時間。
「すみません艦長、通電スイッチがオフになっていました」
「しっかりしろよっ」
電圧調整をマイナスドライバ―でこなします。
9.5
10
10.4
10.5
よし。
接続っ。
おお、反応した!! やったーーー!!
みろ、やったぞ、オレはついにやった!!
「…あれ、充電ライト消えたけど?」
え? 何?
馬鹿な、何故だ

つづく

モバイルバッテリー奮闘記 (その1)

私の持っているノートPC「VAIO Pro 13」
これを、イベント会場などで一日中ディスプレイし、なおかつDAWとオーディオインターフェースをフル稼働させたい。
とあるイベントで、3日連続、一日7時間程度のデモンストレーションを行うことになりました。
通常で考えるなら、電源を必要とします。
でも、これを機に、「大容量モバイルバッテリー」を購入してみることにしたのです。

サンワサプライ・BTL-RDC6N
http://direct.sanwa.co.jp/ItemPage/BTL-RDC6N

DVDのケース、iPad Miniくらいの大きさ。そして厚い。
でかっ、って思いましたけど、でもまぁ、通常のモバイルバッテリーは、スマホを充電するくらいしかできません。
でもこれを使うと、ノートPCも充電できる!
というわけで購入。
ところが…
あれ、プラグが…刺さらないぞ???
VAIO Pro13の仕様が、極めて特殊。
上記の商品にはいろいろDCプラグがついていて、10種類。
ところが全てことごとく不適合。
これだからVAIOは…ぶつぶつ。
仕方ないので、


これを購入。
さすがに「世界にあるほぼ全てのノートPCに合う」と豪語しているだけあって、ありました。適合プラグが。
どれどれ、さっそく繋いでみよう。えいっ。
…あれ…反応しない??

つづく