2016年12月9日金曜日

【DTM教室日誌】 シニアに人気

【音楽教室の片隅で細々とやっているDTMレッスンでの一幕】

DTMレッスンに通う人の多くは、作曲をしています。
作風は様々ですが、主に「歌モノ」を作っています。

DTMは、「形にする技術」です。
音楽はメロディーだけあっても「形になった」とは言えません。
なので、メロディーが作れ、コードを理解するようになると、専ら「伴奏の勉強」をすることになります。これが実に地味で面倒な作業ですが、出来上がった時の達成感は他に代え難いものがあります。

ところが、歌モノを作っている生徒の多くが、歌モノを作っているのに自分の声で録音をしたくないと言います。
誰かが歌ってくれればいいのに、というのが本音のようです。

自分で歌えばいいのに…、とは言いますが、じゃ、センセーは自分の作った曲を歌いたいか?と言われて、「絶対嫌だ」と答えます。はい、その通りです。絶対嫌ですね。

歌いたい人、と曲を書く人、は別。
時々、どっちも、という人もいますけど、今までの経験上大多数は「歌ってくれる人がいないから自分が歌うしかない」という事を言いますね。


生徒(女性)「センセー、アレ、あれなんだっけ、青みどり色の、あの、アイドルみたいな子」

先生「…?」

生徒「皇后さまが好きだっていう…」

先生「みちこ皇后が…? (くまもんじゃなさそうだ)」

生徒「冨田勲さんがね、オーケストラをバックに…」

先生「あーーー…初音ミクのことですか」


冨田勲さんの「イーハトーヴ交響曲」

NHKでこれを見たらしく「歌ってくれる子」として、認識していたようです。

実は息子さん(私と同世代)が、IT系の仕事をしているらしく、別にオタクなわけでは無いらしいのですがそれでも初音ミクの話はよくするらしいので知っていたそう。(名前が出てこないのはアレ)

自分が作った歌を歌ってくれるソフト、ということで、欲しいけど、いっぱい種類があって、何がいいだろうか?という相談。

作っている曲に対して…、初音ミクはちょーっと可愛い過ぎるかな…

twitterのフォロワーに、ぶんなげてみる。

「生徒にお勧めのボカロたのむ」


…で、東北ずん子界隈で友人になったさといもPさんより
【LilyV3】月影DanceNight

り、りりーっすか…ちょーっとこれだと彼女の世代だと「山口百恵さん」になってしまうんで…

「ゆかりいいですよゆかり」

という反応が多かった(性的な意味で)

というわけで、ゆかりを紹介したところ、気に入ったとのことでゆかりを購入。

ボーカロイドのレッスンですね。

これで60代の生徒3人がボーカロイドPになりました。


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